御輿入道

みこしにゅうどう

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説明

「天草島民俗誌」に紹介される、熊本県天草市の河浦町(旧一町田村)に出たという見越入道に似た妖怪。「下田の釜」という場所の一本道をある男が歩いていたところ、五丈(約15m)もあろうかという大入道が立ちふさがり男の顔をひと舐めした。恐ろしくなった男が神に一心に祈ったところ、剣を持った神の姿が現れ、大入道をひと睨みした。その入道は睨まれると御輿のようなものに乗り、布を長く引いて丸山の方へ飛んで行ってしまったという。

参考文献

  • 63天草島民俗誌
    • 著者:濱田隆一
    • 発行者:岡村千秋
    • 発行所:郷土研究社

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