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説明
日本の越後などに現れる妖怪。「構太刀」とも書く。また「窮奇」の字を当てることもある。鎌鼬現象(突然皮膚が裂けて、鋭利な鎌で切ったような切り傷ができる現象。気候の変動で空中に真空部分が生じた時、これに触れた人体気の空気が、一時に平均を保とうとするために起こるといわれる)を起こす原因と考えられた。決して姿を見せずに一瞬のうちに人間の太ももなどを切り裂くが、肉を大きく裂かれても痛みはなく血も出ない。このため一説には鎌鼬は必ず三人組で行動し、一人目が人を倒し、二人目が切り裂き、三人目が薬をつけるので傷が痛まないともされた。愛知県では逃げた飯綱が悪さをするものだと考えられた。
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参考文献
- 03幻想動物辞典 DICTIONARY OF THE MONSTER
- 著者:草野巧
- 編集:株式会社新紀元社編集部
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社
- 24妖怪事典
- 著者:村上健司
- 編集:山本敦
- 発行者:山本進
- 発行所:毎日新聞社