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説明
仏教において金剛界曼荼羅の成身会以外の八会において賢劫千仏の代わりに置かれる十六種の仏尊のこと。「賢劫十六尊(げんごうじゅうろくそん)」とも呼ばれる。賢劫とはサンクリットでは「バドラ・カルパ(Bhadrakalpa)」といい「祝福された期間」を意味し現在のことを表す。成身会の賢劫千仏は過去(荘厳劫)、現在(賢劫)、未来(星宿劫)の三千仏を代表して現在(賢劫)に出現するという千の仏尊を描いたもので、成身会以外ではこの賢劫千仏の上首である十六尊を描き同義とする。
関連項目
キーワード
参考文献
- 44図解 曼荼羅の見方
- 著者:小峰彌彦
- 発行者:石原大道
- 発行所:有限会社大法輪閣
- 47密教辞典
- 編集:佐和隆研
- 発行者:西村七兵衛
- 発行所:株式会社法藏館
- 66新纂仏像図鑑
- 編集:国訳秘密儀軌編纂局
- 発行者:吉田百邦
- 発行所:仏教珍籍刊行会