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説明
熊本県宇城市不知火町の永尾神社(えいのおじんじゃ)に伝わる鱝(えい)の神。西の海から海童神(わだつみのかみ)(玉依毘売命のことと伝わる)が大きな鱝(えい)の背中に乗り宇土半島を越えようとしたとき、越えきれずこの地に至り、そのまま鎮座したとされている。この大きなエイは鎌田山となり、その剣(エイの尾)の部分に永尾神社が建立されたのだという。このため永尾神社は一名「剣神社」とも呼ばれる。こういった伝説のため永尾神社の氏子はエイを神の眷属として大事に扱い、食用にしないという。
キーワード
参考文献
- 59神道大辞典
- 監修:下中弥三郎
- 発行者:下中弥三郎
- 発行所:平凡社