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説明
「アイオーン」とも。グノーシス主義において、至高神の神性の顕れであり、神の最初の被造物たる高次の霊に対する総称。神の思想が実体化したものであり、男女の一組で流出し、「プレロマ(永遠の世界)あるいは神の充満を形成する」。キリスト教では天使の階級の一つして扱われる場合もある。またセフィロトの各セフィラに照応する神の流出としての被造物とされることもある。世界の創造以来アブラクサスを筆頭として、少なくて8、多くて365のアイオンが存在したとされる。
関連項目
参考文献
- 13天使辞典 (原題:A Dictionary of Angels -including the fallen angels-)
- 著者:Gustav Davidson(グスタフ=デイヴィッドスン)
- 発行者:矢部敬一
- 発行所:株式会社創元社